発達障害とは

発達障害とは

発達障害とは、先天的なさまざまな要因や、幼児期の病気や外傷などよって起こる発達遅延で、生活に支障が出る状態の事です。

主な障害には、
・自閉症
・アスペルガー症候群
・その他の広汎性発達障害
・学習障害(LD)
・注意欠陥多動性障害(ADHD)
などがあります。

発達障害は早期発見、早期治療により改善するといわれています。

学習の遅れや、クラスに溶け込めないという状況から不登校や問題児扱いされるケースも多く、親も含めた周囲の理解が必要とされます。

平成14年、全国44都道府県で実施された文部科学省の調査によりますと、「普通学級に通う公立小中学生の6.5%が発達障害の可能性がある。」と発表されました。

これは、1クラスに2〜3人の割合になります。

この調査結果の38.6%は「個別指導」などの支援は受けておらず、また18.4%の「学校内で支援が必要」と判断された児童生徒のうち、6%が無支援になっている状態です。

主な発達障害の特徴

広汎性発達障害

コミュニケーション能力や社会性に関連する脳の領域に関係する発達障害の総称です。自閉症、アスペルガー症候群のほか、Mecp2重複症候群、小児期崩壊性障害、特定不能の広汎性発達障害を含みます。

自閉症

自閉症は、「言葉の発達の遅れ」「コミュニケーションの障害」「対人関係・社会性の障害」「パターン化した行動、こだわり」などの特徴をもつ障がいで、3歳までには何らかの症状がみられます。また、自閉症の人々の半数以上は知的障がいを伴いますが、知能に遅れがない高機能自閉症の人々もいます。最近では、症状が軽くても自閉症と同質の障がいがある場合、自閉症スペクトラムと呼ばれることがあります。

アスペルガー症候群

アスペルガー症候群は広い意味での「自閉症」に含まれる一つのタイプで、「コミュニケーションの障害」「対人関係・社会性の障害」「パターン化した行動、興味・関心のかたより」があります。自閉症のように、幼児期に言葉の発達の遅れがないため、障害があることが分かりにくいのですが、成長とともに不器用さがはっきりすることが特徴です。

注意欠陥多動性障害(ADHD)

注意欠陥多動性障害(ADHD:Attention-Deficit/Hyperactivity Disorder)は、「集中できない(不注意)」「じっとしていられない(多動・多弁)」「考えるよりも先に動く(衝動的な行動)」などを特徴する発達障害です。注意欠陥多動性障害の特徴は、通常7歳以前に現われます。多動や不注意といった様子が目立つのは小・中学生ごろですが、思春期以降はこういった症状が目立たなくなるともいわれています。

学習障害(LD)

学習障害(LD:Learning DisordersまたはLearning Disabilities)とは、全般的な知的発達に遅れはないのに、聞く、話す、読む、書く、計算する、推論するなどの特定の能力を学んだり、行ったりすることに著しい困難を示すさまざまな状態をいいます。

Mecp2重複症候群(レット症候群、トゥレット症候群など)

Mecp2重複症候群とは、レット症候群(Rett syndrome)、トゥレット症候群(Tourette’s Syndrome)などの多種類の運動チック(突然に起こる素早い運動の繰り返し)と1つ以上の音声チック(運動チックと同様の特徴を持つ発声)を伴う障がいです。

レット症候群は進行性の神経疾患であり、知能や言語・運動能力が遅れ、小さな手足や、常に手をもむような動作や、手をたたいたり、手を口に入れたりなどの動作を繰り返します。多くは女児に見られます。

トゥレット症候群は、多種類の運動チック(突然に起こる素早い運動の繰り返し)と1つ以上の音声チック(運動チックと同様の特徴を持つ発声)が1年以上にわたり続く重症なチック障害で、このような運動や発声を、本人はそうするつもりがないのに行ってしまうのが特徴です。通常は幼児・児童・思春期に発症し、多くの場合は徐々に軽快する方向に向かうと言われていますが、青年・成人期も持続する場合があります。

吃音

吃音(Stuttering)とは、音の繰り返し、ひき伸ばし、言葉を出せずに間があいてしまうなど、一般に「どもる」と言われる話し方の障害です。幼児・児童期に出始めるタイプ(発達性吃音)がほとんどで、大半は自然に症状が消失したり軽くなったりします。しかし、青年・成人期まで持続したり、青年期から目立つようになる人や、自分の名前が言えなかったり、電話で話せなくて悩む人もいます。



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